会長代行 津戸正広
校友会会長代行の津戸です。1971年に大阪市立大学経済学部を卒業し、大阪府立大学経済学研究科に入学しました。研究科には5年間在学し、その後大阪府立大学経済学部で37年間教員として学生さんたちといっしょに勉強してきました。退職後も、非常勤講師や同窓会の役員として関わり続けてきたので、大阪府大には半世紀の間お世話になったことになります。
2022年度に大阪市立大学と大阪府立大学は大阪公立大学として統合しましたので、それに対応して同窓会も統合することになります。全学同窓会の統合、また単位同窓会である市大の有恒会と府大の陵友会の統合は、多くの方々の尽力によって実現しました。両大学ともに長い歴史と特有の個性を持っていたので、同窓会の統合に当たってはその違いを乗り越えるのに多大な努力を必要としました。関係するみなさんの献身的な努力には感謝するしかありません。
同窓会の統合はとても重層的なもので、全学同窓会の統合、単位同窓会の統合、地域同窓会や同窓会支部の統合など、ほぐれないものをなんとかほぐすという骨の折れる作業です。さまざまな工夫を重ね、統合する同窓会が増えていますし、今なお統合に向けての話し合いが続けられています。
話し合いの中で感じたことは、自分たちが慣れ親しんできた同窓会とは相異なる同窓会が目前に存在し、その異質なものに触れることによって世界が広がっていくという経験をさせてもらったことです。みなさんが親しんできた大学が「第1のふるさと」であるとすれば、同窓会の統合によって、「第2、第3のふるさと」ができたことになります。これからは、同窓生のみなさんも杉本キャンパス、中百舌鳥キャンパス、羽曳野キャンパスなど気軽に訪問してください。図書館・図書室も、各キャンパスにあり、それぞれが個性をもっています。閲覧室も利用できますので、多面的に活用してください。さらに森ノ宮キャンパスができたら・・・と考えるとますます夢が膨らみます。